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日々成長するお子さまの変化を踏まえ、
将来、問題になることを未然に防ぐ事が小児歯科の役割です。
小児歯科は、成長期にある子どもの虫歯の予防や治療を行う診療科です。特に規定は有りませんが0歳〜14歳までが対象となります。
虫歯の治療だけでなく、歯磨きの指導、定期検査、矯正、など将来を見据えた治療を行っております。
フッ素はなぜむし歯を予防できるの?
歯の表面では、歯の成分であるミネラルが溶け出す脱灰と、ミネラルが歯の中に戻って結晶化する再石灰化が繰り返されています。
この脱灰→再石灰化のバランスがくずれて、ミネラルが溶け出す脱灰の方が大きくなると、むし歯ができます。
このバランス、つまりむし歯になりやすいかどうかは、
- ●口の中の細菌の種類や量
- ●だ液の性質や量
- ●飲食の頻度や種類
- ●フッ素の利用の仕方やブラッシング
などがかかわっています。
あなたについてのこれらのことを調べればあなたのむし歯のなりやすさ、むし歯の治りやすさが推測でき、効果的な予防の対策がとれます。
その中の一つフッ素が、ミネラルが溶け出す脱灰をおさえ、ミネラルが歯の中に戻る再石灰化を助けて、むし歯の発生や進行を防ぐのです。
また、歯質の強化、口の中の細菌の発育をおさえる効果も期待できます。
フッ素入りハミガキ剤の効果的な使い方
1回の使用量は、
おとなでハミガキ剤 約1cm(0.5g)
子供は半分で 約0.5cm
ハミガキ中の吐き出しは少なめに・・・。
ハミガキ後のすすぎ方は、口の中にむし歯予防に有効なフッ素の量を残すため、強いうがいはさけて、軽く1〜2回程度行ってください。水の量はコップの3分の1程度。
フッ素入りハミガキ剤を使っても、正しいブラッシングは必要です。正しいブラッシングを身につけ、歯を大切に守りましょう。
シーラントってなに?
歯のかむ面の溝に樹脂をつめて、むし歯を予防する方法です。
歯は削りません!!
どこにするの?
奥歯のかむ面の溝。基本的には永久歯ですが、溝が深い場合は乳歯でも適応です。
- Point
- 生えたての歯は溝が深く、がんばってハブラシをあてても汚れが落としきれずにむし歯になってしまうことが多い。
いつするの?
最初は6歳臼歯が生えた頃。
その後は生え変わり時期に合わせて行います。
- 注意
- シーラントは歯の溝からのむし歯予防には効果的ですが、全てのむし歯予防するものではありませんので、日頃からの歯みがきと定期的なチェックをお勧めいたします。